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中国留学の記 その３ 終
北京を満喫
星野 信 中国語講座受講生
留学生みんなで遊んだ万里の
長城での記念写真です。
２列目右から２番目星野さん
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金曜日の放課後は、解放感いっぱいでした。宿舎にいる日本人留学生8名が集うのもこの時です。学食と違って、飯店で幾種類もの料理に舌鼓を打つことが出来るからです。「北京ダック（烤鴨）」は、日本人留学生の送別会や試験の後などの定番となりました。烤鴨で有名な全聚徳では、あなたが今食べてる鴨は、1億何羽目ですとの証明書を発行してくれました。
「金秋」の北京の極め付きは、国慶節の時期です。名所旧跡はもちろんのこと街中が花で飾られていました。大学構内でもどこから運んでくるのだろうと思うほど花で埋め尽くされました。真紅の下げ物がお祝いの雰囲気を一層盛り立てていました。
テレビ放送は、すでにデジタル化されており、チャンネル数も多く、CCTVとBTVの２局が、総合番組と専門番組を２０チャンネルほど放送しています。各省の地方局の放送も衛星放送で視聴できます。国際放送と総合番組は２４時間放送されています。「イラク報道」は、連日、昼と夜のニュース枠で報道されていました。戦闘シーンやイラク国民が殺害された生々しい映像も放送されていました。日本でこんな放送があれば、自衛隊の派兵は出来なかっただろうと思いました。日本に関する報道は、オリンピック速報で金メダルを取った北島康介、新潟地震、サンチャゴでの小泉―胡主席会談をニュースとして放送していたぐらいで少ないとの印象でした。建国55周年記念の特集番組が多く、「日帝打倒！」をずいぶん目にしました。日中の真の友好と平和外交こそ求められていると思いました。２００８年オリンピックへ向けてカウントダウンが始まっている北京。小生の中国語会話もオリンピックへ向けて精進あるのみです。
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| 2005年 5月 4日
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